やじま
スマホでの動画視聴や、SNSが普及した今、個人事業主にとって、ご自身の活動を伝える「動画」は欠かせないものになっています。
ただ、実際に活動紹介の動画を自作しようと思っても、「どんな構成で、何を話したらいいか分からない」という方もいるのではないでしょうか?
そんな方のために、活動紹介動画を作る際に大事な「台本」の作り方をご紹介していきます。せっかく作るなら、見てくださった方にちゃんと伝わる動画にしたいですよね。ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
活動紹介動画に「台本」が必要な理由
なぜ、台本作りが重要なのか…。それは、見てくださった方に「確実に」情報を伝える必要があるから。
私たちは日々たくさんの情報と触れています。スマホでどんどん新しい情報が流れてきて、リールやTikTok、ショート動画や、切り抜き動画、倍速再生が日常になった今、長くてつまらない動画は、嫌煙されます。
つまり、せっかくたくさんのサービスから見つけてくださった方がいたとしても、
- 「よく分からないな」
- 「長いな〜」
- 「結局なに?」
と思わせてしまったら、すぐに他のページに移動(=離脱)されてしまうんです。
また、スマホで気軽に撮影出来てしまうからこそ、台本を作らずに取り掛かる方もいらっしゃると思います。しかし、いきなり制作に入ると、何を伝えたいのか不明確になったり、まとまりのない分かりづらい内容になってしまいがちです。
やじま
なのでまず、何を伝えるのか、どんな構成で話すのか、きちんと台本を作ることが重要なのです。
自己紹介動画に入れるべき5項目と構成
では、実際どんな内容を入れていけばいいのでしょうか?活動紹介動画に入れるべき5項目をご紹介します。
20秒で伝わる活動紹介
まず、最初に入れるべきは、ご自身の活動を20秒ほどでまとめた活動内容の紹介です。
この20秒は、視聴者の興味関心はもちろん、安心感や印象になどに大きく関わってきます。
イメージは…
異業種の交流会に行って、約100人の事業主がいる中で、それぞれ20秒ずつ、自己紹介時間が与えられている時に話す内容
という感じですね!
100人が変わるがわる話す中で、まとまってないお話をしても、印象に残りません。何をやっている人か伝わらなければ、興味も持っていただけません。 端的に要点をお伝えすることがとても大事になってきます。
この20秒の中で入れると効果的なものが以下です。
①活動拠点を入れる
自己紹介の中には、活動している都道府県や地域を入れると効果的です。
情報としてはもちろんのですが、もうひとつ理由があります。
それは、 人は「共通点」を見つけると、それだけで一気に距離感が縮まるということ。
やじま
こんな感じで!笑
私たちって、何か共通点があるだけで、安心感を持てたり、距離が近くなったりしますよね。その共通点になりやすいものナンバーワンが「地域」です!
拠点がドンピシャで同じだと、もうこれは運命的な出会いですが(笑)、そうではなくても、実家の近くだな〜、とか、友達住んでるな〜、とか、「知っている」だけで、その方との「共通点」が生まれ、少しだけ距離が近くなるんです。
②数値を入れる
もう一つ大事なポイントは 「具体的な数値を入れる」ということ。
- いろいろな会場で、たくさんの方に講座をしてまいりました。
- 現在、県内15会場で講座を行なっていて、5年間で延べ3,000人の方へ、お教えしてまいりました。
この二つ、同じことを言っているのですが、2つ目の方が「ヘ〜、すごいな〜!」となりますよね。このように、具体的な数値が入ると、活動や実績のイメージがしやすく、これが お客様からの「信用」に繋がります。
③実績となる写真を抜粋して挿入する
そして、その説明を証明する意味で、実際の様子のお写真を挿入するとはとても効果的です。ポイントは、お客様(生徒様)が写っているお写真、出来ればたくさんの方が写っているとGOODです。
人は、多くの人が支持しているものに対して、よりいっそう支持が高くなります。これを バンドワゴン効果といいます。
やじま
この効果を自己紹介動画で活用するなら、生徒さんが写っているお写真をたくさん使うことが有効です。手元だけより、少し遠目から撮ったものだと、人数だけでなく、雰囲気なども伝わるのでおすすめです。
その際に、生徒さん(お客様)のお顔出し確認をするのを忘れずに!もし連絡が大変ということでしたら、編集の際にモザイクを入れて対応しましょう。
こだわりや特徴
20秒の活動紹介が終わったら、続いてこだわりや特徴をお伝えします。
伝えるべきところは、
- 同ジャンルのお教室との違い
- 一番(あえて)こだわっているところ
などです。
例えば、お花の教室の場合…
のような感じですね。
今の形に至ったストーリー
こだわりを伝えたら、そこに至った経緯をお伝えしましょう。
同業者がたくさんいる中で、教室の内容はもしかしたら、他の方と同じ部分もあるかもしれません。ですが、あなたが歩んできたストーリーは誰とも被らない、唯一無二のものです。
そして、今で事業者様の紹介を作る中で、過去の経験や思いが、今のレッスン形態やこだわりに繋がっていることがとても多いんです。
また人は、「へ〜そうなんだ!」とか「なるほど、だからか!」と 納得を感じると、より興味や関心が湧きます。
だからこそ、ストーリーやきっかけを伝えることが大事なのです。
先ほどのお花の教室の方だと…
のような感じですね!
この内容を伝えると、
なるほど〜!本当にお好きなんだな〜!生徒さんのためにって気持ちなんだか素敵な方だな〜!
と、先生のお人柄や教室への思いまでもお伝えすることができます。今までのストーリーに全部詰まっているんですよね。
ただ、注意すべきは、このストーリーを自己紹介の最初に話さないこと。 基本的に、人は他人に興味がありません。いきなり知らない人のストーリー話を聞かされても退屈になってしまいます。
なので、まずは前述した、活動紹介とこだわり特徴を伝え、視聴者に興味を持ってもらうことが大事です。
活動の様子が分かる写真や動画
自己紹介の動画には、活動の写真や動画を必ず挿入しましょう。
ただ自分だけがずっと喋っているという動画は、よほどトークや演説術が上手い方は別ですが、やはり絵がわりしないので、視聴者の集中力が切れやすいです。
また、写真や動画を見ると、喋っているだけとは比較できないほどの情報量をお伝えすることができます。
私が紹介動画を制作する際に、いつも事業者様にご提供していただくお写真は、以下の内容です。
- 作品の写真(できるだけいろいろな種類・オリジナル作品)
- 実際のレッスン(教室)を行なっている写真
- 生徒さんとの記念写真
- 実績となる写真(受賞時、イベント出展、著名人との写真、賞状など)
- 活動のストーリーに関わる写真(お子さんやご家族、仲間・同期との写真など)
これらを、お話しの流れに合わせて挿入していくことで、情報をたくさんお伝えでき、かつ、絵がわりするので視聴者の集中力を切らさないメリットがあります。
後押しのメッセージ
ここまで伝えたら、最後は後押しのメッセージ。
ポイントは自己紹介動画を見た方に何をして欲しいのかを明確にすること、そして笑顔でお伝えすること!
のような感じですね。
このメッセージがあるだけで、問い合わせのハードルがかなり下がります。
紹介動画制作時の実際の台本公開!
では、これを踏まえて、私が紹介動画を制作したときの台本を公開しちゃいたいと思います!
と言っても、見せれる範囲&前半戦のみですが…実際に事業者様と共有する台本になります。
私たちが制作する紹介動画は、対話形式(インタビュー形式)でお話ししていただくスタイルですので、このような台本になっています。
少しだけ解説を加えると…
こんな感じですね。
台本制作時は、本記事で解説したポイントを、常に意識しながら作っています。
この台本があることで、伝えたいこと、伝えなければいけないことを、事業者さんと共有できます。
かつ、撮影している際も、お互い確認しながら、軸からずれることなく進めていくことができます。
活動紹介動画を自作するなら、まず台本を作ろう!
スマホで気軽に撮影出来てしまうからこそ、台本を作らずに取り掛かられる方もいらっしゃると思います。しかし、紹介動画をいきなり作りだすと、何を伝えたいのかが不明確になったり、まとまりのない分かりづらい内容になってしまいがちです。
台本を作るのかどうかで、伝わりやすい動画になるかどうかは雲泥の差です!
ご自身で活動の紹介動画を作る方、まずは台本を作ってみてくださいね!
ニンラインでは、個人事業主から企業様まで、さまざまなジャンルの活動紹介動画を制作させていただいております。過去に制作させていただいた動画は こちらから見ていただけます。
紹介動画の制作について、ご質問ご相談ありましたら、いつでもお気軽にご連絡くださいね。ZOOMでの無料相談もさせていただいております。
ニンライン 矢島