やじま
スマホでも簡単に動画の撮影、編集ができるよになった今、活動紹介動画を自社制作される方も多いのではないでしょうか? その際、リハーサルはされていますか?
この「リハーサル」をやるかやらないかで、動画の伝わりやすさだけでなく、ご自身の納得のいく仕上がりになるかどうかが決まってきます。
この記事では、撮影前にリハーサルをするメリットと、その方法、そして、私たちが紹介動画を制作するときの実際の撮影前リハーサルの様子をお見せいたします!
前回の記事で、台本の作り方についてご紹介しております。こちらも併せてご覧ください。
目次
リハーサルをやるべき5つの理由
台本を作ったら、いきなり本番の撮影ではなく、まずリハーサルをしましょう。
可能であれば、本番と同じようなセッティングで、撮影してみるのがおすすめです。
そのメリットは5つあります。
内容を客観的に確認できる
何度も声に出して話していると、「なんかしっくりこないな」とか「別の自分らしい表現があるかも」というのが分かってきます。
また、映像に撮って、自分の紹介動画を客観的に見ることで、伝わりにくい場所や、自分らしくない表現などが分かってきます。
自分の改善点が分かる
表現や内容の他にも、自分自身の「見え方」も改善点が見えてきます。
例えば、
- 笑顔が硬い…声のトーンもっと上げた方がいいかも…!
- 話してる最中にどんどん右肩が下がっていく…!
- 目をパチパチする癖があるみたい…!
- 話の合間に「えっとー」ってめっちゃ言ってる…!
- 語尾が自信なさそう…!
などです。
自分の癖って、自分じゃなかなか分からないものです。だからこそ客観的に見てみましょう。
それ以外にも、何度も見るうちに色々なことに気づけてきます。
でしたり、
とか!
リハーサルで自分の様子を把握しておけば、撮影までに改善できますよね!
また、何度もリハーサルをしておくことで、本番の緊張度を下げることもできます。
映像になった自分に慣れておける
画面で喋っている自分…見え方も声も、最初は慣れないと思います。
私も、音声メディアで発信をし始めた頃、自分の声ってこんなんなの?!とめちゃくちゃ違和感がありました。
やじま
下手くそなのは、前項と重複しますが、頑張って改善するとして…
声の聞こえ方については、調べてみると、音の伝わり方の違いが関係しているようです。
音の伝達経路には、空気の振動が鼓膜に伝わる「気導音」と、骨の振動が伝わる「骨導音」があります。私たちが普段聞いている自分の声は、この2つの経路から伝わる音が混ざって聞こえています。一方で、録音された声は、気導音だけなので違って聞こえます。
引用:The University of Tokyo ホームページ
>>録音した自分の声はどうして変に聞こえる?→米村美紀|素朴な疑問vs東大
つまり、みんな同じように違和感を感じているのでご心配ならさず。
ただ、この違和感を解消しないと、自分の声を聞くのがいや → 撮影が億劫、撮影した動画を見返したくない、と悪循環になってしまいます。
嫌なことはどうしても腰が重くなります。早い段階で自分の声になれるためにも、リハーサルは有効なのです。
編集作業を最小限にできる
リハーサルをすることで、スムーズに話せるようになると、言い間違いや余計な「間」がなくなります。その結果、編集作業を最小限にすることができます。
インスタのリールやTikTokなど、短くて早い展開の動画に慣れている人が多くなっている現在、 「ムダ」は離脱につながる原因になります。そのため「間」や間違いを削る作業は必須です。
となると、「間」や間違いが少ない方が、当然編集箇所が少なくてすみますので、撮影後の作業負担も減らすことができます。
納得いく動画に仕上がりやすくなる
せっかく動画を撮影して形になっても、納得いかないものだと、とっても残念です。
「うまく喋れてないな…」とか「なんか全体的に暗い雰囲気だな…」とか。
気に入らない部分があると、あんまり見られたくないな…という心理が働き、せっかく作った動画なのに、結局活用できない、ということにもなりかねません。
例えば、活動の名刺を作ったとして…
という方と、
この二人だったら、確実に後者の方がたくさん活用されますよね。つまり、たくさんの方に見ていただけるということ!納得する仕上がりにしてたくさん活用するためにも、リハーサルは大事なのです!
紹介動画の撮影時のリハーサルのポイント
では実際のリハーサルをする際のポイントをご紹介します。
まずは練習する
作った台本をもとに、シュミレーションをしましょう。ポイントは声に出しすこと。
「次なに喋るんだっけ?」と考えながら話すと、どうしても表情が固くなってしまいがちです。暗記するくらいの気持ちで、何度も声に出しましょう。
本番と同じカメラ位置で撮ってみる
ある程度、話せるようになったら、一度カメラで撮影してみましょう。ポイントは、実際に撮る予定の場所&カメラで撮影すること。
また、日当たりの良いお部屋の場合は、午前・午後で部屋の明るさや、光の差し込む方向がかなり変わりますので、可能であれば、撮影とリハーサルの時間帯も合わせるとGOODです。
撮影したものを確認する
そして、録画したものを実際にチェックしてみましょう。改善点が見えてきます。自分の映像を見るのは、最初は違和感がありますが…(たぶん一回落ち込みます…笑)すぐに慣れてきます。
紹介動画撮影時のリハーサル風景
私たちが事業者さんの紹介動画を制作するときのリハーサルの様子を少しお見せしちゃおうと思います!
ニンラインの紹介動画は、インタビュー形式で活動紹介をしていくのですが、撮影の直前に、私がインタビュアー役でリハーサルを行なっています。
リハーサルで実際にやっていること
練習とイメトレは、事業者さんに行なっていただいているので、私がリハーサルで行っていることは、大まかに以下の3つです。
- 画面の見え方のチェック(背景や明るさ、カメラ位置)
- 漏れなく伝えたいことが話せているかのチェック
- 本番に向けて緊張をほぐす&テンションを上げていく
いくら練習をしていても、本番でうまくできないこともあります。自分では気づけないこともあります。だからこそ、第三者目線で、より伝わる動画になるようサポートさせていただいています。
▼「少しパソコンを右にずらしましょうか!」と、 画面越しで、事業者さんのカメラ位置を指示している様子。
▼ 超笑顔でテンション上げてお声かけ!どんどん事業者さんもエンジンがかかってきます♪
撮影の全体の流れとしましては、ZOOMで事業者さんと繋ぎ
① まずは画角や背景のチェック
② リハーサル(私がインタビュアー役になって)
③ インタビュアー(忍者みやゆう)とご対面!
④ 本番(約20分ほど)
と、トータル1時間ほどで撮影をしています。
リハーサル風景(動画)
▼実際の一連の流れを動画にしてみました。パソコンの画面に、事業者さんが映っています。
出来上がった紹介動画
そんなリハーサル、撮影を経て出来上がった動画がこちらです。
約10分の動画なのですが、その前半部分がインタビューのパートになります。
紹介動画を作るときはリハーサルをしよう!
活動の紹介動画を制作する時には、この「リハーサル」をやるかやらないかで、動画の伝わりやすさだけでなく、ご自身の納得のいく仕上がりになるかどうかが決まってきます。
この記事を参考に、納得できる(愛着が湧いてくるくらいの♪)、そして視聴者さんに伝わりやすい活動紹介動画を作ってくださいね!
ニンラインでは、個人事業主から企業様まで、さまざまなジャンルの活動紹介動画を制作させていただいております。過去に制作させていただいた動画は こちらから見ていただけます。
紹介動画の制作について、ご質問ご相談ありましたら、いつでもお気軽にご連絡くださいね。ZOOMでの無料相談もさせていただいております。
ニンライン 矢島